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CATEGORY 溶接

溶接
溶接(英語 welding)とは、部材の接合部に熱或いは圧力、または両者を行います。その時に必要であるならば部材に適応した溶加材を加えて、接合部を一体化し1つの部材とする接合方法です。

溶接を分類すると、ろう付け(英語 Brazing)・圧接(英語 Pressure Welding)・融接(英語 Fusion Welding)に分けられます。

ろう付けとは、母材を溶かすことはしない溶接です。母材よりも低い融点を持った溶加材(ろう)を溶かして、接合面の隙間にろうを流して接合法です。コンピューター等の基盤は、ろう付けである半田付けをしています。

圧接とは、付けたい材料の接合部へ機械的圧力を加えて行う接合法です。鉄道のレールはこの方法で溶接されます。

融接とは、母材である被溶接材料の溶接をしようとする部分を、何らかの方法を用いて加熱します。そして母材のみか、または母材と適応した溶加材(溶接棒など)を溶かして溶融金属をつくり凝固させて接合する方法です。ガス溶接やアーク溶接、半自動溶接などは、この融接によって溶接しています。

溶接の歴史は古くて、青銅器時代から見出されていて、我が国日本では弥生時代の銅鐸などに溶接の跡が発見されています。溶接の技術は古くからあるけれど、試行錯誤をしてより良く効率的なものになってきています。

現代の溶接は、自動車産業や建設業、造船や宇宙工学などを支える先端技術となっています。世界を見渡すと溶接は、現代に生きる我々の生活に絶対不可欠なものとなっています。

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